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元サレ夫 ジン
W不倫がきっかけで離婚。不倫が発覚した当初、周りに相談することもできず正直どうしていいか分かりませんでした。寝る暇を削りながら証拠を集め、その中で探偵・弁護士とも関わってきましたが、身体・精神的にかなり苦労した経験があります。その経験を活かし、現在不倫をされて悩んでいる人の支えになりたいという思いからブログを作りました。

シーズン1-2:ある日突然サレ夫に..どうしていいかわからない。それでも迷いながら決めたこと

妻の不倫がわかってから数日間、食事が喉を通らない。

夕食だけはなんとか食べていた気がする。

妻に不倫に気付いたことを悟られない様、普段通りの自分を演じなければならない。

普段通りの自分ってどんなだっけ?自分で自分がわからなかった。

いつも通り喋れてるかな?笑えているかな?

感情が除々に死んでいくのがわかった。

気付けば体重が数日で3kgも減っていた。

結婚式に向けてダイエットした時は3kg落とすの2カ月かかって大変だったのに、こんなに簡単に落ちるんだな…

僕は今後妻とどうしたいんだろう?

不倫を認めさせて離婚?それともまたやり直す?そもそもこれからどうなるんだろう…

ずーっと頭の中はごっちゃごちゃだった。

頭が痛い…色々考えすぎて脳の血管が切れてしまうんではないかと思った。

親には話せない…でも、もう限界だ。

とある仕事終わりの夜、僕は心から信頼している友人に電話をかけた。

僕「よっ」

友「なんかあった?」

僕「なんでわかるの?」

友「なんとなく声の感じでいつもと違うから。仕事?奥さん?」

僕「よっ!しか言ってない!笑、嫁のこと。実は不倫してるみたいでさ・・・」

友「もう確実なん?」

僕「うん」

友「ジンはどうしたいの?」

僕「自分でもどうしたいか今はわからない。まだ気持ちの整理がついてなくてさ。正直、僕の足りない部分もあったとは思うんだよね。だから、自分のそういう所は反省して、気持ちを伝えてやり直したい気持ちがない訳ではない。まあ、あっちがどう思ってるかは今はわからないけどさ。」

友「いや、反省する必要ないだろ。一生懸命やってたよ。お前はいつも人のこと考えすぎなんだよ。」

僕「・・・ありがとう(やめろ!涙腺が崩壊する!)。ただ、忙しくてないがしろにしてた部分はあると思うんだよね。」

友「探偵とか雇うの?」

僕「迷ってる。そこまでする必要があるのかどうかもわかんないし、そんなに金ない(笑)。けど、あっちも既婚者みたいなんだよね。」

友「どうするにしても雇ったほうがいんじゃない?」

僕「やっぱそうだよな。〇〇も大変な時に、急にこんな話し悪かった。また連絡する。」

友「全然悪くないから、二度と謝るな(笑)。お前はいつも人のこと考えすぎなんだよ。こんな時くらい自分のこと優先しろ。」

僕「やめろ、泣く(泣)!!」

友「俺は泣いてる(泣)!!」

男二人で気持ち悪く泣いた。

僕はあまり感情を表に出すタイプではないが、なぜかこの友人にはいつも感情を読み取られてしまう。

僕はこの時、誰かに話を聞いてほしくて、背中を押してほしかったんだと思う。

この日から、僕はこの問題を片づけるため動き出した。

不倫が発覚してから数週間くらいのことだったと思う。

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